20th Anniversary 20周年記念コンテンツ

Greetingトラストラインの20年

有限会社トラストラインは平成16年12月に創業し、早いものでまもなく20周年を迎えようとしています。正直なところ、もう20年も経つのだという実感がなく、つい数年前に始めたという感覚です。
最初は1人で始めて、社員を教育するお金も時間もないような状態から、かつての同僚が退職したタイミングで声をかけるなどして、少しずつ社員が増えていきました。今までに多少の入れ替わりはありましたが、一緒にやってきてくれた社員の存在というのは大きいものです。
当初は営業のみの卸売業でしたが、平成22年頃には製造部門を正式に設けました。
これはやはり、会社を始めるに至った自分の中の確固たるお客さまに対する考え方のためでした。
お客さまに提供する製品は社内で100%品質を保証できるものでなければならない、そんな思いで、社内でできることは取り込んでいくほうへ、かじを切ったのです。
製造部門を設けたことでまた少しずつ社員が増え、私の気持ちにも大きな変化がありました。
1人なら、何かあったとしても自分が責任を取って辞めてしまえばいいだけですが、社員が1人、また1人と増えていくにつれて、社員とその家族を守る責任を強く抱くようになりました。

令和3年9月に本社新社屋が完成して移転

令和3年9月に本社新社屋が完成して移転しましたが、これも社員の一言がきっかけです。
もちろん私自身も、テナントを間借りしてやってきた中で、いつか自分の城を作りたいという気持ちがありましたが、
決心したのは自分たちが働きやすい環境で仕事がしたい、という社員の言葉に動かされたのです。
こうして夢が形となり、気持ちも新たに励んでいます。

Futureトラストラインのこれから

私の代では、ものづくりをひとつの軸とする基本的な考え方を曲げるつもりはありません。
しかし現状、社員1人にかかる負担が大きいことは問題であると感じています。
大手企業のようにはいきませんが、若い人材を増やし中小企業レベルの組織を作り上げることを、目下の目標として取り組まねばならないと感じています。
一方で、次の世代へ受け継ぐこともそろそろ考えねばならない時期です。
ただ正直なところ、日本で今の仕事がいつまでも変わらず続くことはないだろうという思いもあります。
次の世代がこのまま引き継いでいきたいと思い、それが可能ならば、つないでいけばいいですが、それだけで生き残るのは難しい時代です。
これからすべきことを理解し、把握することが求められます。まずは自分たちが手掛けて対応できること、
これなら興味を持って、突き詰めて勉強できると思えることに特化せざるを得ないでしょう。
世代交代すれば、プラスアルファの思いが出てくるものです。私にできることは、可能な限りサポートできる体制を作っておくことでしょうか。

私たちの次の世代、未来のトラストラインがどのような選択をするのかはまだわかりませんが、
「お客さまとの信頼をつなぐ」「パートナー企業さまとの信頼をつなぐ」この2つの精神は変わらず大切にしていきます。
私の信念は皆がWin-⁠Winであること。
これからも、お互いにとってより良い関係を築くことができれば幸いです。

有限会社トラストライン
代表取締役 原田 政吏

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